患者さん目薬が2種類出たんですけど…どっちを先にさせばいいんですか?
あと、5分も空けるのって正直大変で…



わかります!
特にお子さんだと、2回目は嫌がって泣いちゃったりしますよね。
うちの娘の時も、5分待つのは至難の業です(苦笑)



でも店長! 順番を間違えたり、すぐ次をさしちゃうと、お薬の効果が薄まっちゃいますよね?



そうだね。実は「1滴の量」と「目のキャパ」に関係があるんだよ。
今回は、なぜ順番が大事なのか、そして「どうしても5分待てない時」の裏技も教えるね。
☑目薬が2種類以上あるとき、どっちを先にさすべきか(優先順位)
☑【タイプ別診断】あなたの複数ある点眼薬に最適な点眼ルール
☑なぜ「5分」空けないといけないのか?(1滴と目のキャパの科学的理由)
☑忙しいパパ・ママ必見!「どうしても5分待てない時」の裏技
☑点眼を嫌がるお子さまへの目薬のさし方
☑医療用医薬品の一般的な「5ml」の目薬、1本で何日分か。
順番に迷った時の「優先順位」
この記事は一般的な点眼のルール(お薬の性質に基づいたガイド)を解説したものです。
医師・薬剤師から個別の指示がある場合は、必ずそちらを優先してください。
あなたのお薬はどのタイプ?タイプ毎にアドバイスします!
お薬の使い分けが面倒ですか?点眼の液体の状態は中身を見てもよくわからないですか?
↓次のステップへ
点眼薬の中身の液体は、サラサラした透明な『水性点眼液』だけ?
点眼後もサラサラ感は変わらず、目から流れ落ちますか?
↓次のステップへ
点眼薬の中身の液体は、白く濁った感じがする『懸濁性点眼液』と『水性』の組み合わせ?
点眼後もサラサラ感は変わらず、目から流れ落ちますか?
↓次のステップへ
『眼軟膏』は出ていない?
↓次のステップへ
『ゲル化製剤』は、目の表面で点眼液がゼリー状に変化(ゲル化)します。
そのゲル化によって効果が一日続きます。
眼軟膏は、2種類の使い方があります。1.普通に目の周りの皮膚に塗る場合。2.目の中に軟膏を入れる使い方。点眼薬の液体(水)と軟膏(油)は水と油で混ざり合わないし、水をはじいてしまう…
なので、眼軟膏は最後となります。
結局、タイプが分からず点眼順番がわかりませんでした・・・
自分のお薬がどのタイプか分からない時は、遠慮なくかかりつけの薬剤師さんに『この点眼の順番はどうすればいいですか?』と相談して下さい。
目薬の「5分待ち」には、科学的な理由がある
目のキャパシティ(容量)は想像以上に小さい
目の表面(結膜嚢)に溜められる涙の量は、わずか 7μL(マイクロリットル)。
それに対して、目薬の1滴は 30μL~ 50μLもある。
例えるなら、日本酒の標準的なおちょこに缶ビール(350mL)をそそぐようなもの…
つまり、1滴さしただけで、目はすでに「あふれんばかりの満タン状態」
「あふれる=薬が薄まる」という大問題!
日本酒がおちょこに入っているとして、そこに缶ビールをそそぐと…日本酒の味はどうでしょう?
つまり、5分待たずに次をさすと、先にさした大切な薬が、後から来た薬に押し出されて目からあふれてしまう。
一般的な「5ml」の目薬、1本で何日分?
一般的な「5ml」の目薬で1滴を50μLとすると、少なく見積もって100滴となります。
両目に1日4回さす場合だと約12.5日分なので、点眼する時に薬が外れてしまった。
点眼をし忘れてしまった。などなくきちんと使っていれば2週過分では足りませんが・・・
私は、「5ml」の目薬1本で大体14日(2週間分)と思って扱ってます。
【裏技】どうしても「5分」が待てない時の処方箋
せめて「1分」だけでも!目頭をギュッとする
5分が無理でも、さした直後に目頭(涙嚢部)を1分押さえるだけで、お薬が鼻に流れるのを防げるよ。
鼻へ逃げるルートを塞げば、目に留まる濃度が維持しやすくなるんだ。
いやいや、1分も難しいよというパパ・ママに朗報です!
下の記事に、この内容ややり方が詳しく書いていますのでよかったらお読みください。
点眼を嫌がるお子さまへの目薬のさし方
無理に上下のまぶたを開けない!
大人でも苦手な人がいるくらいなので、お子様だって目の前に目薬が近づいてくるの恐怖だと思います。
もし泣いて涙を流している状態の場合、せっかく苦労してさした目薬が外に流れてしまい、効果がほぼなくなってしまう事も。
そんなお困りのパパ・ママへ3つの提案をします。1から試してみてください。
- 泣き止んでから、目薬をさしてあげる。
- 下のまぶたのみを引っ張り、下のまぶたの上に目薬を落とす。
- 目頭のあたりにさっと1滴落とす。その後、目をぱちぱちして自然と目に入る。
「暴れて全部出ちゃった気がする…」「泣いて薄まっちゃったかも」そんな時の対処法
「暴れて全部出ちゃった気がする…」「泣いて薄まっちゃったかも」というパパ・ママの「あるある」に応えます。
そんな時は、『おかわり点眼』↓に詳しく書いております。
まとめ|完璧を目指さなくていい!
- 点眼間隔は10分以上あけてれば、間違いない!
- 大事なのは順番よりも点眼間隔の時間をちゃんともうける事。
- 迷ったら「サラサラした水のような目薬」(水性点眼液)を先にさす。
- 最後にさした方が「目に長くとどまる」と覚えよう。
目薬がどうしても苦手なお子様は「一番効かせたい薬」を優先する!



色々、点眼のお話をしてきましたが、どうしようもなければ2種類のうちメインの治療薬(抗生剤など)を先にさして1分確保し、もう片方は「入ればラッキー」くらいの気持ちで。
完璧を目指してパパ・ママが疲れちゃうより、継続できることが一番大事!」



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